令和3年6月の伊那市議会定例会が、6月25日に開催された。
今回は複数の議案が提出され、特にインフラ整備や教育予算が多くの関心を集めた。
議案第1号から第4号までの市道路線については、経済建設委員長の二瓶裕史氏が「慎重審査の結果、全会一致で原案通り決しました」と報告し、議会内のコンセンサスを反映していた。
また、議案第6号においては、「水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部改正」についても、同様に全会一致で通過した。この条例は市民の生活基盤の強化に寄与するものであり、重要な意味を持つ決定となった。
さらに、議案第9号について、質疑の中で「売却先の会社の代表的な商品名を示してほしい」との質問が出るなど、大きな関心を集めた。市民生活部長の城倉良氏は、「ガラスープ及びオイスターソースが主力商品」と明かし、関連する環境基準についても安心感を伝えた。
教育に関する議案においても、特に「さらなる少人数学級推進と教育予算の増額」の意見書についてが注目された。提出者の白鳥敏明氏は、「教育の機会均等とその水準の維持・向上に向け、国が必要な経費を負担することが必要」と強調した。
この意見書に対する賛同も多く、最終的には全会一致で可決されたことから、今後の教育政策への影響が期待される。
最後に、議会運営に関する議案も多く、議員の出産に関する欠席規定や、議会への押印規定の見直しも行われ、施行日は7月1日からとアナウンスされた。