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無人VTO機の物資輸送に向けた取り組み進行中

伊那市で開催された全員協議会では、無人VTO機による物資輸送の進捗状況が報告され、2025年の社会実装を目指すことが強調された。
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令和5年12月15日、伊那市議会全員協議会が開催された。

市長の白鳥孝氏は、議会メンバーへの感謝を述べ、各種重要事項の報告を行った。

無人VTO機を用いた物資輸送について特に注目が集まっている。企画部長の飯島智氏によると、事業は現在進行中で、2025年を目標に社会実装が予定されているという。この事業は、山小屋への物資輸送の効率化を目指している。 

この地元の無人VTO機は、垂直離着陸の能力を持ち、最大積載量は200キログラムを予定していると報告されました。除雪作業や救助活動など、様々な利用が見込まれることも強調された。飯島氏は「このプラットフォームが成功すれば、他地域でも同様の取り組みが進む可能性がある」と述べ、地域間の協力も期待される。 

次に、(仮称)伊那中央衛生センター整備工事について、市民生活部長の城倉良氏が詳細を説明した。工事は費用28億2,700万円で契約され、来年3月までの39か月の工期で進められる。このプロジェクトは、地域の環境衛生向上に向けた重要な一歩として位置付けられている。

さらに、伊那市観光株式会社の中期経営計画の進捗も報告され、営業利益が前年同期比で4,068万円増加したことが伝えられた。宿泊施設の利用増加や経費削減が改善の要因とされており、冬季の利用促進策も計画されている。

最後に、高遠町総合支所の新庁舎建設についても触れられた。新施設は利便性を高め、地域住民が利用しやすい構造にすることを目指している。福澤清高遠町総合支所長は、市民ホール等のスペースを設ける計画であると伝えた。 

会議は次第に進んでいき、出席した議員からの意見や質問も多く寄せられた。特に無人VTO機に関しては、技術的な安全性や法的規制についての懸念が示されており、飯島氏は国の認証や事前の情報提供が行われることを保証した。 

協議会は、議題ごとの詳細な報告を通して、今後の発展に向けた具体的な方策を示す重要な場となった。全体の閉会は午前11時27分に行われた。

議会開催日
議会名令和5年12月伊那市議会全員協議会
議事録
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