令和3年6月の伊那市議会では、インター工業団地の発展や空き家問題、高校再編など様々なテーマへの関心が寄せられた。特に、伊那インター工業団地については企業数の増加による通勤交通の問題が浮上し、交通対策が求められている。特に朝の通勤時間帯には、交通渋滞が発生しやすく、その解消策が議論される。
一方、空き家問題に関しては空家等対策計画の進捗状況が共有された。調査の結果、特定空き家の認定が進まず、市民の関心度も薄いとされる。伊那市役所は今後、周知活動や支援策を強化し、地域住民との連携を図る方針を示している。特に、空き家バンクの登録促進や解体補助制度の拡充が議題に上がった。
さらに、南アルプスジオパークの再認定についても話題となり、地域の特色を活かした観光資源の活用が求められている。市長は、地元住民や他の町村との連携を強化し、未来への展望を大切にしていく必要性を強調した。
また、高校再編についての市としての公式見解が話し合われ、将来の教育環境を見据えた具体的な姿勢が必要であるとされる。特に、地域との結びつきを強化し、子供たちの学びを支えていく体制の確立が求められている。
最後に、新産業技術推進に関して、官と民の垣根を越えた連携の重要性が再確認され、地域における課題に対する柔軟な政策が進められるべきとの意見が多く出た。市民の期待に応えつつ、持続可能な発展が図られることが望まれる。