令和4年12月16日、伊那市議会全員協議会が開催された。この会議では、新型コロナワクチン接種状況と高遠町藤沢地籍に関する登記名義人の回復について、市長や各部長が報告を行った。
市長の白鳥孝氏は、今回の全員協議会の目的として、新型コロナワクチン接種状況と高遠町藤沢地籍の登記名義人の回復についての報告を行うことを挙げた。これに続き、保健福祉部長の松澤浩一氏が、新型コロナワクチンの接種状況を詳細に説明した。
白鳥英一ワクチン接種対策室長は、12月9日現在のワクチン接種状況について述べた。オミクロン株対応ワクチンの接種率は全人口の26.7%に達している。また、65歳以上の高齢者の接種率が特に高く、引き続き広報を通じて接種を促進していくことを強調した。
高遠町の登記名義人回復に関しては、農林部長の柴公人氏が説明を行った。地元と法務局と協議し、対象地は274万1,579平米であることが報告された。所有権の保存登記は昭和47年に高遠町の名義で行われたが、それに基づく契約が実行されていないことが指摘され、名義回復の手続が必要であるとのことだ。東山生産森林組合が実質的な所有者として、所有権の移転登記手続きを進める予定であるとした。
最後に、その他の報告事項として、特に新たな議題は挙がらず、全員協議会は予定をもって閉会した。議会内では議論も活発に行われ、参加した全議員が協議の内容について真摯に受け止めていた。