令和2年5月12日、伊那市議会全員協議会が開催され、議長選挙に立候補する飯島進議員の所信表明が行われた。
本会議では、新型コロナウイルスの影響を受けている医療従事者への感謝が述べられ、安心な生活環境の確保が求められた。飯島議員は、選挙を経て市議会議員としての責任感を再認識した。議員の役割として「監視機能」「政策立案機能」「民意吸収機能」の重要性を強調した。
議長の諮問機関として設置する特別委員会についても言及。まず、議会改革特別委員会を設置し、市民からの関心に基づき、議会基本条例の検証と意見交換会の充実に努める考えを示した。また、市民の請願・陳情の取扱い見直しも重要な議題として挙げた。
次に、道路や戸草ダム問題などを研究する特別委員会の設置を提案。特に、リニア中央新幹線の開通を視野に入れた地域交通の整備が重要との認識を示した。昨年の台風19号の影響も踏まえ、治水対策の強化が急務であると指摘した。
人工知能を利用した新公共交通、「ぐるっとタクシー」などの効果や問題点についても調査を要望している。飯島議員は、自身の政治信条を通じ、伊那市の未来を見据えた活動を続ける意志を示した。
全体を通じ、封じ込められた新型コロナウイルスの危機感を抱えつつも、伊那市議会の発展と市民との信頼関係の構築を目指す姿勢が見えた。そして、全ての議員に支援を呼びかけ、閉会の挨拶を行った。