令和4年2月15日、伊那市議会の臨時会が開催された。
議会は、発言者や議題に沿った内容で進行された。議長の飯島進氏が開会を宣言した後、日程に従って議事が進んだ。最初に、会議録の署名に関する議員が指名され、柳川広美議員、飯島尚幸議員が選ばれた。
次に、会期についての議論が行われ、議長は臨時会の会期が本日1日のみであることを確認した。これに異議はなく、正式に決定された。
白鳥孝市長は開会の挨拶をし、続いて新型コロナウイルスに関する課題に言及した。長野県を含む36都道府県に蔓延防止等重点措置が適用されており、上伊那圏域でも感染者が増加している。市は現在、施設の休館やイベント中止などの対応を実施中であり、住民には理解と協力を求めた。
また、ワクチンの追加接種についても言及し、個別接種や集団接種を進める方針を示した。市長は医療機関と協力し、速やかな接種を促進する意志を示した。
続いて、市が行った建設事業の進捗について報告し、竣工式と開通式が挙行されたことを説明。市営住宅の完成や新たなバイパスの開通が地域発展に寄与することを強調した。これにより、観光地へのアクセス改善や地域交流の推進が期待される。
本臨時会の主な議題は、令和3年度の一般会計第11回補正予算についてであった。伊藤博徳総務部長が補正予算の内容を説明し、追加される予算の総額が1億5,140万円であることが報告された。これは主に新型コロナウイルス感染症に対応するための支援措置として、感染影響を受ける事業者への支援が中心である。
具体的には、介護事業者や農業者、中小事業者に対する金銭的支援が計画されている。各対象者に対し、一定の金額を支給することが提案された。議案第1号について、質疑を行った結果、特に異議はなく、原案通り可決された。
臨時会は、全ての日程が終了した後、閉会の手続きに入った。議長は出席議員に感謝しつつ会議を終えた。会議は午前10時13分に閉会した。