令和4年5月10日、伊那市議会全員協議会が開催された。
今回の会議では、副議長選挙に向けた所信表明が行われた。各立候補者は、今後の議会活動についての考えを示し、特に新型コロナウイルス感染症に関する対策を強調した。
野口輝雄氏が登壇し、所信表明を行った。彼は、「コロナに対する戦いが続くことを前提に、議会の対策を進めていく必要がある」と述べた。具体的には、市民との意見交換会をリモートで行う可能性を示唆し、従来のやり方を見直す重要性について言及した。
さらに、議会の情報化についても言及した。野口氏は「タブレット導入は進められたが、その後の実施が停滞している」と指摘。議場での資料の提示方法や、議案採決の透明性を高めるための新しい装置の必要性を訴えた。彼は「議会内でのデジタル化を進め、市民への情報提供を充実させることが急務」と述べた。
所信表明に続いて、議長の白鳥敏明氏が会議を締めくくった。参加した議員は、この重要な課題に取り組む姿勢を示した。議会の今後の方向性として、コロナ禍を経た新しい施策や情報化の深化が求められている。
市民との関係強化や情報化の取り組みが進むことに期待が寄せられる中、今回の所信表明は、新しい時代の議会のあり方を模索する重要な一歩となった。