令和元年12月の伊那市議会では、様々な重要な議題について多数の議員の論が交わされた。特に、麻疹と風疹ワクチンの接種状況については、民間の協力も得た広報活動が強調され、受診者の向上に向けた取り組みが重要視されている。
また、台風19号被害に関して、伊那市は速やかに人的、物資両面での支援を行い、上伊那の各市町と連携した義援金の贈呈など、被災地への支援活動が報告された。市長によると、伊那市からはアルファ米などが送り出され、64人が災害ごみの処理支援が行われた。
さらに、河川内の立木伐採や流木の除去についても言及があり、最近伊那市では河川整備が進んでいる。森林資源を活用した地域産業の振興が提案され、市と地域住民による連携も期待されている。
市議会では、ドローン技術による物流システムについての進捗も議題に上がり、国の補助を受けながら推進していることが確認された。特に空飛ぶデリバリー事業の実現に向けた課題が共有され、地域住民への周知が課題として挙げられた。
最後に、森林ビジョンを基にした地域の特性を生かした取り組みが進められ、今後は全市の人々を交えた活動が求められるといった意見があり、地元の歴史文化の保存や町づくりへも注力していく方針が示された。