令和4年12月8日に開催された門川町議会では、いくつかの重要な議題が取り上げられた。
特に「かどがわ温泉心の杜経営診断報告と経営改善計画」が議員から多くの質問があり、 山岡節夫議員は、経営改善計画の進捗について述べた。こちらによれば、経営改善計画では、温泉の収益を向上させ、町民利用を増加させる方策が提案されていた。山岡議員が指摘した計画においては、収益を880万円増加させ、最終的には利益が4,400万円の赤字になると予測されている。
一方、山室浩二町長は、町民が利用しやすい環境を整える方針で、数多くのイベントを通じて温泉の魅力を広めると強調した。さらに、行政サービスとしての赤字についての意見も交わされ、赤字の上限をどのように設定するかが今後課題とされている。
また、旧庁舎跡の活用についても協議され、住民の期待感が高まった。旧庁舎跡地は、地域活性化に貢献する可能性があるため、多様な活用案が議論されている。
衛生センターに関する道路整備についても懸念が寄せられた。山永正継議員は狭小区間の安全性を指摘し、改善の必要性を訴えた。町長は、今後の整備における協力を約束した。
非核平和宣言の町としての看板設置など、平和の重要性についての発言もあり、町長は啓発活動を継続すると述べた。これは特に、次世代へ平和の大切さを伝える意義があるとされている。
さらに、水永議員は農業環境の整備についても提起し、排水問題と河川の草刈りについて町からの対策が求められた。町長は、農業者への理解を得る努力を継続するとしており、住民理解が重要な課題であることを認識している。
議会では今後も、これらの問題に対して地道な取り組みを進めていく考えが示された。