令和6年6月7日、門川町議会は第2回定例会を開いた。
本会議では、複数の重要な議案が審議され、全ての議案が可決された。特に、議案第33号「宮崎県後期高齢者医療広域連合規約の変更」においては、黒田耕右議員が問題提起を行った。彼は、マイナ保険証への移行に対する不安を強調し、「約6,000万人がマイナ保険証を利用しておらず、90%の人々が従来の保険証を使用している」と指摘。これにより、現行の保険証存続の必要性が強調された。
続いて、議案第34号及び第35号の「令和6年度一般会計補正予算」と「国民健康保険事業特別会計補正予算」についての質疑が行われた。神﨑千香子議員は、津波避難路の建設に必要な土地購入費について質問。総務課長の松尾高明氏は、「津波避難施設のための用地を取得する」との回答をした。神﨑議員は、特に高齢者の避難を考慮する必要があると訴えた。
本日の会議において、全ての議案は賛成多数で可決され、委員会の継続調査及び継続審査についての申し出も承認された。議長の森誠一氏は、全ての議事日程を終了し、会議を閉じる意向を表明した。今後も地域の安全対策について議論が続く可能性があり、議会は市民の声を大切にしながら進めていく姿勢を示している。
本会議は午前10時に開議し、午前10時19分に閉会した。議事の透明性が求められる中、議会としての今後の運営が注視されている。