令和元年7月29日、門川町議会第3回臨時会が開催され、11件の条例改正案と新庁舎建設工事契約について審議された。
特に、消費増税に伴う使用料改定が議論を呼びました。町長の安田修氏は、消費税が8%から10%に引き上げられ、公共料金に影響が及ぶため、使用料徴収条例を含む11件の条例の改正が必要であると説明しました。これに対し、議員の山岡節夫氏は、利用料金の端数処理が過剰徴収につながる懸念を表明し、行政には透明性が求められると訴えました。
また、他市町村との比較に基づく値上げがなされることについても異論が唱えられ、特に福祉健康交流研修センターの利用料金に関して、町民の負担感を軽減すべきとの観点が強調されました。議論の結果、11件の条例改正案は原案通り可決されました。
新庁舎建設についても重要な議題として取り上げられました。安田修町長は、地上4階建ての新庁舎建設工事が契約され、現庁舎の高台移転を通じて防災機能の強化を図ると述べました。議員からは費用の増加懸念が示されましたが、町側は適切な見積もりで進めていく考えを示しました。
さらに、愛宕山公園の整備についても話し合われ、260万円の補正予算が承認されました。この補正は、公園内の樹木伐採やグラウンド整備に関するもので、地域住民の利用を促進することが目的とされています。
全体として、この日の議会では町民へのサービス向上、適正な料金設定、地域の防災対策強化が求められる中、決議は行われました。議会は住民の声に耳を傾け、より良い施策を目指していく姿勢を示しています。