令和3年9月9日に開催された第3回門川町議会では、会議の議事が進行された。最初に会議録署名議員として森川春夫議員と菊地稿治議員が指名され、続いて一般質問が行われた。
一般質問で出口希俊議員が、門川町福祉健康交流研修センター「門川温泉心の杜」の運営状況について質問した。経営改善委員会の設置要望書が議会から提出された後の進捗状況を尋ね、今年度の赤字見込みと集客数についても言及した。
町長の安田修氏は、コロナ禍での影響に触れつつ、上半期の入館者数が昨年と比べて大きく減少したことを説明した。4月の入館者数がゼロであったことに加え、7月までの総入館者数が34,682人と大きく減少したことを示し、経営改善計画の策定を期待する考えを示した。さらに、コロナ禍の影響を受けた中で、経営の厳しさやそれに対する対応策についても説明した。
次に、健全な財政運営と経費削減についての質問も上がった。町長は、税収の安定に関する施策を挙げつつ、特に自主財源の確保の重要性を強調した。財務課長も、経済状況に対応した施策を模索する必要性に触れた。
また、出口議員はさらなる質問を続け、自然環境を活かした取り組みについても言及。町長は自然体験の重要性を認め、学校教育と社会教育の連携した活動を推進する意向を示した。
このように議会では、町民が抱える様々な課題や問題点に対し、誠心誠意回答がなされていく過程が見受けられた。議会がコミュニケーションの場として機能し、町の政策を進めるための重要な役割を果たしていることが再確認された。
会議の最後には、全ての議案に関して討議が終了し、議長の神崎千香子氏が議会を閉会する旨を宣言した。これからの課題を意識しつつ、町の未来に向けた様々な取り組みが進められることが期待される。