令和2年3月3日、門川町議会第1回定例会が開かれた。
本会議では、会期の決定や会議録署名議員の指名が行われ、各議案の審議に入った。まず、令和2年度門川町一般会計予算案が提出された。
その予算案は歳入歳出それぞれ89億4,400万円で、前年度比0.8%の増となる。
町長の安田修氏は、特に防災対策を重視しており、災害時の拠点となる新庁舎建設の進捗を強調した。庁舎は来年度末の完成を目指す。
また、地方自治法に基づく様々な条例改正案も提案され、地域に密着した税金の運用方法や、住民の安全確保について議論が行われた。特に、海遊物産館の直営化に関する陳情では、不採択とされた。議員からは、調理人不足な理由や営業再開への障壁が指摘された。
他方、だんじり振興に関する陳情は採択された。こちらの議論では、地元の声が反映されるべきとの意見が多く出た。今後は地域と行政の連携を強め、意見交換を進める重要性が確認されることとなった。
また農業委員の任命同意についても議論され、地域農業の支援が必要との見解が示された。
全体として、議会では地域振興や福祉の充実、経済の発展を目指し、各議案について活発な議論が進められた。