令和2年12月15日、門川町で第4回定例会が開催された。
本会議では、様々な議案が審議され、すべての議案が可決された。
特に、議案第55号の「選挙運動の公費負担に関する条例の制定について」では、議員の成り手不足問題や、お金がかかるというイメージを払拭する試みが強調された。
「ようやく町村議員も同等に扱われる」と議員の神﨑千香子氏は訴えた。
「広報活動を通じて制度を周知させたい」との答弁もあり、今後の取り組みが期待される。
議案第56号では、新たに健康長寿課が設置される。このことは町が健康予防により力を入れることを示している。
また、議案第61号「新庁舎建設工事請負変更契約」では、鉄骨部分に穴を開ける工法について多くの議論が展開された。
新庁舎建設室長の波岡慎太郎氏は、穴を開けることで将来のメンテナンス費を削減できるとの意義を述べたが、設計段階での検討不足を指摘する意見もあった。
議員の水永正継氏は、設計上の当初の過ちが今になって問題視されていると強調した。
さらに、議案第62号から第65号では、令和2年度一般会計補正予算や国民健康保険事業特別会計補正予算などが一括で可決された。特に、学校給食センターの造成工事や地域のコロナ対策に関連する予算が重視された。
保育士不足問題や病児保育の必要性についても触れられ、今後の保育環境の向上が求められる。
議会傍聴規則の改正も行われ、新型コロナウイルス対策を踏まえて手続きの簡素化が推進された。
本日の会議を受けて、今後も町民の生活に直結する制度や予算が整備されていくことが期待される。