令和5年2月24日、門川町において第2回臨時会が開催された。議会の透明性向上と効率的な運営を目指す重要な議題が審議される。
開会に際し、門川町議会では全議員が出席した。欠席の議員は、病気によるため、議長がこの点を報告した。今回の会議では、会議録の署名議員の指名や会期の決定がまず行われ、その後、重要な二つの発議が上程された。
まず発議第1号が、門川町議会基本条例の制定についてである。この条例は議会の運営を透明化し、町民からの信頼を向上させるために必要とされている。米良 格議員は「議会基本条例制定の趣旨」を説明し、自らの意見を述べた。この基本条例は全国的にも導入の進んでいるものであり、昨今の社会情勢を踏まえ、門川町議会においても必要だと強調した。
これに対し、反対意見として森 誠一議員が、議論不足の懸念を指摘した。彼は、討議が十分ではなく、次期議会に持ち越すべきだとの考えを示した。しかし、賛成意見を述べた山岡 節夫議員は、議会の活動を明確にし、町民の理解を得られるようにすることの重要性を訴えた。
結果として、発議第1号は賛成多数で原案どおり可決された。続いて進められた日程第4の発委第1号、門川町議会委員会条例の一部を改正する条例については、議会運営委員長出口 希俊議員が趣旨説明を行った。改正の内容は、町の組織変更に伴うもので、特に従来の業務の所管課が変更されたための改訂である。行政の効率化を目指し、これもまた賛成全員で可決された。
全体を通して、議員らは町民福祉の向上や議会の信頼性向上を重要視する姿勢を見せた。会議は午前10時に開始し、午前10時20分に閉会した。今後も門川町議会が町民との信頼を強化していくことが期待される。