令和3年3月8日に行われた門川町議会の定例会では、様々な議案が審議された。
特に注目を集めたのは、人権擁護委員の推薦に関する諮問であった。議長の内山田善信氏は、意見書に基づく答申が異議なく決定されたと報告した。
また、庁舎移転に関連する議案第4号では、神﨑千香子氏が反対の立場を表明。一方で中城資力氏は、新庁舎が防災の拠点としての役割を果たすべきと賛成した。この2名の議員からは、それぞれ異なる視点から庁舎の役割と位置が議論された。
次に、日向延岡新産業都市計画に関する議案も意見なしで通過。国民健康保険税や介護保険条例の複数の改正が一致して可決されたことも、重要な出来事であった。
新型コロナウイルス感染症対策に関する条例も可決され、町の財政状況を考慮した施策が求められていることが強調される。具体的な数字として示された新型コロナウイルス感染症対策利子補給基金条例は、急速な財政の変化を受けた必要な施策である。
加えて、議案に紐づく議論の中で、神﨑千香子氏が福祉や給食センターについて質問し、これに対して町長や各課長が詳細に答える場面が見られた。新たな給食センターの建設計画についても言及され、予算の使い方に対する見解が求められていた。この流れの中で、町長は子育て支援の重要性を再確認する発言もしている。
議会においては、今後の課題として財政管理や住民の意見をいかに反映させるかが議論される必要がある。議案の一括処理がされる中で、それぞれの施策への理解を深める過程は、町の未来において欠かせないものであると認識されている。