令和元年6月18日に開催された門川町議会で、各種議案が審議された。
会議の中では、森林環境譲与税基金条例の制定が議題に上がり、農林水産課長の安田正光氏が、令和元年度の予想収入額は800万円との見込みを示した。
その使途としては、森林整備や木材利用の促進、担い手の育成確保、および普及啓発の4つを挙げた。また、具体的な施策についても質疑が交わされ、神﨑千香子議員からは重点的に進めるべき施策についての質問があった。
農林水産課長は、まず森林台帳の整備に取り組む計画であり、今後は国の新しい森林管理システムについての準備が必要であるとの説明を行った。
次に、都市公園条例の一部改正が審議され、議員からの質疑はなかった。最終的に原案通り可決された。
非常勤の特別職職員の報酬等に関する条例の改正案も討議され、神﨑氏は庁舎移転に関連する特別職の報酬を含んだ条例であることから、慎重な検討が必要との反対意見を述べた。
この議案にも反対討論が行われたが、賛成者も多く、やはり原案通り可決された。
さらに、財産の取得に関する議案では、ノートパソコン150台の入れ替えが予定されていることが紹介された。
これに対し、総務課長の吉本政文氏は、毎年計画的に更新を図り、より快適な業務環境を目指すと説明した。
また、令和元年度の一般会計補正予算や国民健康保険事業特別会計、介護保険事業特別会計のそれぞれの補正予算案が一括して議題に挙がり、いくつかの質疑が展開された。特に神﨑議員は新庁舎建設に伴う道路改良事業について、予算の使途や計上理由に疑問を呈した。
議論を経て、これらの補正予算案も可決され、日程は全て終了した。