令和3年12月8日、門川町議会では、運動場周辺の環境整備についての一般質問が取り上げられた。
最初の課題として、運動場周りの生垣が伸び過ぎ、周辺住民が困っているとの声が寄せられた。「生垣を金属製のフェンスにできないか」との意見が上がり、町長は生垣の役割を強調したものの、周囲の景観や地域との交流を考慮し、今後も地域住民と対話を続けていく必要性を示唆した。
次に、運動場南西側のイチョウについても言及され、消防車の出入りに支障が出る可能性が指摘された。座長の教育長は、剪定による適正な管理を行う旨を説明し、非常時に備えた体制が整備されることを確認した。
また、運動場南東側の石積みの障害物については、避難時の通行が困難であるとの指摘があった。「以前は子どもたちが通学時に使っていた」と議員が言及すると、教育長は現在の避難計画との整合性を確認した。その上で、地域と学校の交流が重要であると述べ、今後の整備計画において、地域住民の意見を反映させる思いを示した。
最後に、地域内の冠水問題が指摘され、雨水ポンプ場が整備されているにも関わらず浸水の危険があるとの懸念が表明された。教育長は、現行の排水能力について十分理解があるとし、今後も状況を見ながら解決策を模索する姿勢を示した。
ふるさと納税の現状についても触れられ、町長は5年間の寄附金推移を報告し、地域振興のための活用法を強調した。また、納税返礼品の拡大や、情報発信の向上を図る計画も述べた。いずれも地域の人々にとって重要な課題であることが再確認された。