令和2年7月27日、門川町議会第2回臨時会が開会した。
本会議では、複数の議案が審議され、その中で一般会計補正予算承認のほか、財産の取得に関する議案が討議された。
最初に日程第1として、会議録の署名議員が指名され、会期が本日限りに決定されたことが報告された。
特に関心が寄せられたのは、承認第6号として提出された令和2年度門川町一般会計補正予算の専決処分についてである。
町長の安田修氏は、新型コロナウイルス対策として、ひとり親家庭に対する臨時特別給付金の支援を説明した。
「給付金自体は県から直接支給されますが、その事務費を計上するために補正予算を措置しました」と安田氏は述べた。
次に、議案第35号として、門川町内小・中学校情報端末機器購入事業についての提案があった。
安田町長は、国のGIGAスクール構想に基づき、児童生徒に対しタブレット端末を整備する計画を報告し、1,521台を導入するにあたり契約金額は6,842万9,790円であると説明した。
山岡節夫議員は、導入に際してのコスト比較や端末活用の計画について具体的な質問を行った。
「端末通信ネットワークの維持管理にも不安があります」と警鐘を鳴らし、速やかな体制作りを求めた。
続いて議案第36号が議題となり、消防ポンプ自動車の更新について討議された。
安田氏は、20年間の使用を経て今回の購入に至った背景を説明し、契約金額は2,178万円であるとした。
最後に、議案第37号として、令和2年度の一般会計補正予算が提案され、総額に歳入歳出それぞれ5,800万円の追加を決定し、合計で112億3,348万6,000円に達することが報告された。
この補正は、新庁舎建設事業に関連するものとなっている。
こうして、門川町議会第2回臨時会は全ての議題について討議を終え、全議案が可決された後、午前10時52分に閉会となった。