令和4年6月7日、門川町議会の第2回定例会が開会した。
日程には、会期や副町長の選任同意など、様々な重要案件が含まれている。
会期は6月7日から23日までの17日間と決定された。
出席した議員は全員であり、議事は円滑に進められた。
議案の中でも注目を集めたのが副町長の選任同意案であった。町長の山室浩二氏は、木代佳美氏を副町長として提案した。木代氏は39年の行政経験を持ち、適任とされているが、議員からは選任が遅れたことへの疑問や意見も出され、慎重な審議が行われた。最終的に、賛成・反対が同数となり、議長が否決とした。
監査委員の選任同意については、濱村滋夫氏が提案され、同意されることとなった。濱村氏は財政課や上下水道局長などを歴任し、その識見が期待されている。
さらに、固定資産評価審査委員会委員の選任も行われ、日野雄人氏が適任とされ同意された。
承認案件では、町税条例の改正や国民健康保険税条例の改正が提案された。特に国民健康保険税の基礎課税額については、現行の63万円から65万円に改正されることが決まった。
一般会計補正予算としては、歳入・歳出それぞれ8億4134万6千円を追加し、予算総額が88億7234万6千円となることが発表された。新型コロナウイルス対策を強化するため、4回目のワクチン接種事業に9190万円が計上された。
また、学校給食センターの食器や個人トレイの購入契約についても提案され、738万4630円で落札した業者と契約を進める方針となった。
本定例会では、町の財政運営や未来展望に繋がる重要な決定が数多く下された。今後、これらの施策が町民生活にどのように影響していくのか、注視していく必要がある。