令和元年6月12日、門川町第2回定例会において、議員による一般質問が行われた。この中で愛宕山街区公園の整備に関する質疑が特に注目を集めた。
水永正継議員は、過去の質問に基づき愛宕山街区公園の切り下げ整備について訴えた。住民からは、防犯上の理由から切り下げてほしいという強い要望が寄せられている。しかし、町長の安田修氏は、切り下げるための関連費用が高くつくため、町としては樹木伐採や他の整備で管理を行っていく方針であると述べた。
また、町の広報でも公園の立木伐採とフェンス改修が予定されているが、これに対して住民からは無駄遣いではないかとの声も上がっている。水永議員は公園利用が安全でない状態の改善に向けて再度、町の姿勢を問うた。安田町長は、切り下げには複雑な条件があると強調した。
続いて、議員は公民館へのAEDの設置について質問した。安田町長は、AEDの設置状況に触れ、すでに町内の複数の公的機関に設置されていることを説明した。特に集まる機会の多い公民館においてAEDの導入の重要性が語られ、設置を進めたい意向が示された。
次に、急勾配避難通路への手すり設置の要望も上がった。住民からは、高齢者に対する配慮として通路の手すりが強く求められているが、町長は地元の負担と安全の両組み合わせを考慮しながら、慎重に進める方針であると答えた。
議会では防災対策が多数議論されたが、丸バエ川での水防対策にも焦点が当たった。特に、水位計の設置や管理の徹底が重要であるとの意見が多くあった。町長は、その設置は今年度中に行う見込みであることを明言した。このように、住民の安全への意識を高めるための対策が続々と進められている。
最後に、観光振興を目的に心の杜の道の駅化についての提案がなされた。このとき、町長はその可能性を否定せず、地元経済活性化に向けた動きに期待を寄せた。今後、こうした施策が実現するかどうかに注目が集まる。