いの町議会は令和2年第2回定例会を6月4日に開催した。
会議では、議案第45号から第76号までの質疑が行われ、多くの議員から様々な意見や質問が寄せられた。
その中で特に注目を集めたのは、いの町税条例等の一部改正についてである。この改正では、未婚のひとり親への控除の適用が導入される点が挙げられた。山崎きよ氏は、「未婚のひとり親の認定基準についての運用はいつ確定するのか」と尋ねると、町民課長の松本浩二氏は「令和3年度分以降の個人住民税に適応することを目指し、来年の申告時期までに確定したいと考えています」と応じた。
また、議案第46号の国民健康保険税条例改正についても議論が交わされた。山崎氏が「課税限度額が設けられているが、これは町の独自の設定なのか」と質問したところ、松本氏は、「庁内で検討し、県内の状況を踏まえて条例提案を行った」と答えた。これに対し、他の議員からは、さらなる負担の軽減策を期待する声が上がった。
さらに、波川にこにこ館の食材供給施設の設置と管理に関する条例案についても質疑が行われ、岡村産業経済課長は「この施設を有効活用し、地域の農産物などを活かす取り組みを進めていく」と強調した。