いの町議会の令和2年第4回定例会では、コロナ禍における新型コロナウイルス対策が議題の中心となった。
町長の池田牧子氏は、コロナの影響が広がっている中、積極的な県、国の要請に耳を傾ける姿勢を強調。新型コロナ対応として、特に観光業や飲食業への支援の必要性を訴えた。
議員からの一般質問では、「コロナウイルス感染拡大防止のための迅速な対応が必要」との意見があった。特に、流入感染者の適切な対策について強調され、病院との連携を強化する必要があるとされる。議会でのこれらの発言は、町全体の感染拡大防止に向けた危機感が伺えた。
また、観光行政においては、コロナ禍での事業者へのサポートが重要性を増している。観光地の魅力向上には、飲食施設の充実が鍵であるとの指摘もあった。特に、食事処が少ない現状は、観光名所への訪問者に対する不満の声も増加させている。
次に、町有林の管理についても話題に上った。議員は町有林を針葉樹だけではなく広葉樹林にも転換することを提案。これにより、環境保全や生態系の維持に貢献することができると訴えた。特に、動物たちの生息地を確保することが、農業被害を減らす上でも重要であると述べられた。
さらに、支流の治水対策についても進捗が報告された。これまでの対策を見直し、近年の気候状況に見合った適切な施策が求められる。議員は小規模河川に対する補助制度の見直しを要望。これは災害発生前の対策として重要であると提言した。
最後に、すべての施策において住民の声を反映させることが、より良い町づくりにつながるとの意見が多く提出され、住民参加型の政策形成が進められることへの期待が寄せられた。