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いの町定例会、誰一人取り残さない町行政を目指す

いの町の定例会では、町行政の主体性や水道事業、介護保険、HACCPの浸透が議論された。
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いの町の令和5年第2回定例会で、議員による一般質問が行われた。

町行政の基軸について、山岡 勉議員は、行政における安全管理、品質管理、工程管理の重要性を指摘した。特に唯々諾々と国の施策に従うのではなく、町の主体性を大切にする必要があると強調した。これに対し、池田 牧子町長は、町民の安全を最優先し、地域の実情に即した施策を検討する旨を述べた。

また、町水道事業の現状について、山岡議員は、人口減少や資機材の値上がりによる経営の厳しさを問題視した。その中で、町長は水道事業が収支の健全性を維持するための連携体制が必要とし、事業体同士での協力強化を促進していく姿勢を示した。

介護保険事業では、次期の介護保険料の軽減を求める声が上がった。議員は、高齢者福祉計画策定において、現状の経済状況を鑑みた柔軟な対応を求めた。福祉課長は、介護保険特別会計の財政調整基金を活用し、対応を図る意向を示した。

さらに、休廃校施設の有効活用策として、ライダーズハウスの設置を提案する意見や、コロナ対策としての活動も話題に上った。特に、町民課長は、感染症対策としての全数把握の必要性を指摘し、地域の実態を把握することが重要であるとの認識を示した。

一方、HACCPの浸透状況について、特に小規模事業者に対する支援の必要性が強調された。飲食店や食品関連の事業者の負担を軽減するための施策が求められた。

最後に、流域治水に関しては、指定避難所への浸水深のマーキングが住民の防災意識向上につながるとの意見があった。土木課は、洗掘や土砂の堆積といった問題にも注目し、適切な対策を検討すると述べた。

議会開催日
議会名いの町議会 令和5年第2回定例会
議事録
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