令和2年第3回いの町議会定例会が9月1日に開催された。今回の定例会では多くの議案が上程され、重要な事案が審議される予定である。
議会運営委員長の池沢紀子氏は、「本日開会から9月14日までの14日間を会期とする。」と述べた。議案にはいの町印鑑条例の一部改正や令和元年度一般会計・特別会計の決算認定議案などが含まれる。
また、新型コロナウイルス感染症対策として、議会運営においても特別な配慮が行われる。議員は体温測定やマスク着用の義務が設けられている。
この定例会では、いの町印鑑条例の改正が提案された。池田牧子町長は「この改正により、コンビニ等の多機能端末を使用して印鑑登録証明書が取得できるようになる。」と説明した。また、特殊勤務手当に関する条例の改正も言及され、新型コロナ対策に従事した職員に対する特例が設けられることが示された。
議案第83号から第93号には、令和元年度の各会計の決算認定が含まれ、この年度は歳入全体で17億3,849万8,000円の増額となった。
また、特別な取り組みとして、八田保育園の再開が報告された。これは、古くなった施設を改築し、より安全で快適な環境を提供するものだ。工事は既に完了し、新たな園舎での保育が開始される。
高知国際版画トリエンナーレ展についても、町長が報告を行った。令和2年10月から開催されるこの展覧会は、世界中から集まった高いレベルの作品が出品され、地域の文化振興に寄与すると期待されている。
議会は今後も継続的に町民のニーズに応える施策を展開することが求められる。これにより、いの町の魅力向上と経済活性化が図られることが期待される。