令和2年第3回いの町議会臨時会が11月6日に開会しました。議会では、重要な議案が多く審議され、総体的な地方財政の健全を目指す内容が議題に上がりました。
会議の中で、池田牧子町長は議案第110号から第114号までの質疑に応じ、特に令和2年度一般会計補正予算について追加された2,150万円について説明しました。この予算は、台風による被害に対する復旧作業をカバーするものです。その中で、町長は「最近の情勢から、今年度はこれまでにない規模の予算が必要であった」と述べ、今後もこの規模は推移し続ける可能性があることを示唆しました。
また、議案第111号では税条例の一部改正についても触れられました。この改正は地域経済の強化を目的としており、本町の持続的な発展に寄与するものとなっています。
質疑の際、池沢紀子議員は財源確保の手法としての減債基金の繰入れに関して質問しました。総務課長の土居浩氏は、「今後、町の債務残高を減少させ、より健全な財政運営を行う方針である」と応答しました。
ほかにも、林道長沢川口線の地すべり災害復旧工事の請負契約や、監査委員の選任を含む人事案件など、議論されたテーマは広範囲にわたります。特にひな形となるべき方針を含んだ財政案をには、一層の注目が集まります。
最後に、すべての議案は異議なしで承認されたことが報告され、11月6日13:18に臨時会は閉会されました。今後のいの町の発展に向け、議会の動きが期待されるところです。