いの町議会の令和3年12月定例会が開催され、町民の健康に関する議論が活発に行われました。
特に、15番の森本節子氏は、腎臓病の早期発見を目指すための腹部エコーの検査啓発の重要性を強調しました。地域住民からの切実な声に対し、町長の池田牧子氏は、今後も健康診断の重要性と健診間の周知を図るとの方針を示しました。
さらに、子宮頸がん予防ワクチンについても議論されました。森本氏は、定期接種の対象者と接種率の低下について質問をし、町の具体的な取り組みを求めました。澁谷幸代ほけん福祉課長は、接種促進のための通知等の周知を進め、自身の取り組みを明らかにしました。子宮頸がんワクチンの過去の接種率の低下に対して、町は改善策を協議していると述べました。
また、学校教育に関する質疑では、いの町の学級運営について、教育次長の宮脇健太郎氏が学習支援員の大切さを強調しました。特に、少人数学級の重要性や、教育環境の整備のためにどのように支援員を配置していくかという観点から、今後の取り組みを示唆しました。さらに、地域特有の教育課題に対する包括的支援を求める声も上がりました。
財政に関する質問では、今後の収支見通しとして特別会計・企業会計への繰出金が重要な側面として取り上げられ、議会内での透明性がやり取りされました。特に、財政状況が厳しい中で、今後の計画的な取り組みが町民にいかに影響を及ぼすかが焦点となりました。町長は、町民への情報提供の透明性を確保し、持続可能な行財政基盤の確立に努めると述べました。
これらの重要なアジェンダは、引き続き議論され、町民の健康や教育に対する町の責任を果たすための施策の充実を求める声が高まりました。