令和2年第1回いの町定例会が3月3日に開会し、重要な議題が扱われた。
議会運営委員長の池沢紀子氏は、会期日程案に関する報告の中で、今期の3月定例議会には多くの議案が上程されていると強調した。特に、いの町長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例議案を含む42件の議案が提案されている。これに続き、町長の池田牧子氏は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、町内の小・中学校を臨時休業することを報告した。
池田町長は新型コロナウイルス対策の重要性を説明し、町内の感染拡大防止策として、町有施設の貸し出し停止や行事中止を決定したことを伝えた。さらに、みんなの協力が不可欠であることを謝意を持って訴え、感染症対策の徹底を呼びかけた。
また、令和2年度いの町一般会計予算に関して、池田町長は予算規模が前年より減少したが、重要な施策を継続する必要があると述べた。この予算には新規事業として、通信環境の改善を進めるための支援が盛り込まれており、地域のブロードバンド未整備地域への対応策も講じられた。
議案第5号では管理職手当の引き上げが提案され、特に仁淀病院の新院長就任に伴い、経営体制の強化を図る方針が示された。これにより、町民の医療体制の安定化を図る考えが示された。
さらに、高知県市町村総合事務組合に関する議案も上程され、組合の解散に伴う手続きについても議論された。今後の運営に向けて、町としての対応が求められている。
週末には合同審査が行われ、各議案の詳細審査が進められる予定である。議員からの質疑はなく、会期の決定も満場一致で承認された。今議会では新型コロナウイルスに関する施策のほか、様々な地域施策が多くの注目を集めている。