いの町の令和4年第4回定例会では、冬山観光や地域振興、多様な議題が議論された。
まず冬山観光について、昨シーズンの雪上車の事故が議論になったが、安全対策を強化する意向が示された。特にマニュアルの整備と関係機関との連携が重要視され、定期的な安全確認を行う考えがある。また、観光振興策として、地域内の経済活性化が求められる中、地元食材を活用した弁当の販売などが提案された。
職員研修の成果についても言及され、研修参加者が神山町を視察し、その経験を職場で共有する重要性が強調された。職員間の情報交換は、業務の改善とやる気の向上に寄与するため、今後も継続して取り組むべきであるとされた。
本川新郷土館については、観光資源としての活用が期待されており、町の歴史的文化財との連携による地域振興の可能性が探られている。特に本川神楽が500周年を迎えることについて、記念行事の実施が提案されており、町民の理解と協力が必要とされている。
水道行政に関しては、合併後の起債状況や料金改定の必要性が議論された。上下水道課長より、起債や料金設定の見通しについての説明があり、今後の水道行政の透明性を高めるためにも、住民への情報提供が重要であると述べられた。
また、森林行政では、森林環境譲与税の運用が話題に上がり、里山再生や竹林整備に関する取り組みの必要性が指摘された。これにより住民の生活環境向上と持続可能性を図る狙いがある。