令和2年第2回いの町議会が、6月12日に開かれ、様々な重要案件が取り上げられた。
特に地域活性化に関する議論が深まり、議員の池沢紀子氏は、吾北育苗研修センターにおけるもっと具体的な取り組みを求めた。
このセンターは地域農業の生産性向上や新規就農者の確保、育成を目的としているが、現行の運営における課題についても指摘された。
池沢氏は、道の駅物産館などとの連携を強化することの重要性を強調した。
その上で、環境保全型農業実践の継続と拡大に向けた町の支援策についても問われ、町長の池田牧子氏は、地元産業に対する環境に配慮した取り組みを進める考えを示した。例えば、自社製のぼかし肥料を通じて、土壌と作物、消費者との健康な関係の構築を狙っていると明言した。
次に、学校再開に関する質問も多く寄せられた。池沢議員は、休業中の各小中学校の取り組みや課題を尋ね、教育長の藤岡孝雄氏は、各校での分散登校や昼食提供の状況について説明した。加えて、今後の児童クラブに関する感染対策を含む取り組みも言及された。特に、「3密」対策としての開設時間の調整や、マスクの準備状況についても確認があった。
さらに議題に上った「ひきこもり家庭支援」では新型コロナウイルス感染症の影響により、急増する相談への対応が求められた。町の相談窓口の情報を周知し、早期支援を行う必要性を各議員が指摘した。