いの町議会が令和3年第1回定例会を開催し、地域のさまざまな課題について多くの議論が交わされた。
特に波川駅への道路接続については、井上正臣議員がその重要性を指摘。駅へのアクセスを改善することで地域活性化が図れると述べた。波川地域の再開発にも触れ、地域全体の土地活用を進めるために、実行委員会の設立を提案した。
また、店舗改修補助事業に関する意見も上がった。市街地活性化を促進するため、既存の店舗の支援を強化し、地域商業を活性化する必要があるとされた。特に、新型コロナウイルスの影響で多くの事業者が厳しい状況に直面しているため、早急な対応が求められる。例如、町内で店舗改修や設備更新を支援できるメニューの整備を検討すべきとの意見も出た。
また、中山間地域への取り組みも重要視された。農業政策について、議員からは耕作放棄地の増加や後継者不足が懸念され、町の施策が求められた。具体的には、集落営農の支援や加工品の販売促進に取り組むべきだとの考えが示された。また、高齢化が進む過疎集落のサポートについても議論され、生活道や公共交通の維持必要性が強調された。
さらに、公共交通の持続可能な支援策の必要性が指摘された。人口減少が続く中、事業主体の経営維持が困難になるため、町としての長期計画が不可欠と述べられた。
新型コロナウイルス対策でも議論が交わされ、ワクチン接種の計画、医療機関との連携が強調された。特に、住民の安心・安全を確保するため、医療体制の確保とワクチン接種の推進が重要であるとの意見が一致した。