令和4年第3回いの町議会定例会が9月5日に開会した。
議長の筒井公二氏は、始めに欠席議員の報告を行った。これに続いて議会運営委員会委員長の井上敏雄氏が会期日程案を報告した。
今回の定例会は、いの町長及び副町長の給料の減額に関する条例を含む32の議案が提案されている。会期は9月5日から9月16日までの12日間と決定した。合同審査は6日と7日に行われ、開会日の後には議案の質疑が続く。
町長の池田牧子氏は、令和3年度一般会計の決算について説明した。歳入総額は160億9,185万円、歳出総額は157億7,429万円で、実質収支額は2億2,808万円の黒字となった。経常収支比率は91.2%と改善したことが報告された。
また、元職員の収賄に関する有罪判決に伴い、監督責任として町長及び副町長の給料を減額する条例議案が提出されている。池田町長は、この件について町民に対して謝罪を行い、再発防止に向けた取り組みを強調した。
新型コロナウイルスワクチンの接種状況も報告された。接種率は1回目83.2%、2回目82.5%、3回目68.7%、4回目27.6%である。特に60歳以上の接種率は高く、1回目89.6%、2回目89.2%の割合が示された。今後、オミクロン株に対応した新型ワクチンの接種体制を整える方針も概説された。
生活応援商品券給付事業についても説明があり、非課税世帯に対してプレミアム商品券が送付されたことが報告された。給付金受給者からは家計負担感の軽減が確認され、今後も商品券の有効活用が進められる。