令和4年第1回いの町議会臨時会が11月4日に開催された。
この臨時会では、令和4年度一般会計補正予算など5つの議案が上程され、全て承認された。議案第92号は、台風14号による災害復旧に向けた補正予算であり、6,030万円を追加、総額143億5,230万円となる見込みだ。
町長の池田牧子氏は、「本日は、議員の皆様がご多用の中での出席に感謝申し上げる」と述べ、議案の趣旨を説明した。この補正予算は、緊急かつ応急的な対応を行うために必要とされるものであることが強調された。
また、議案第93号では、電力や食料品の価格高騰に対応するための緊急支援給付金の経費が含まれる。この議案は、1億7,840万円の追加が求められ、総額145億3,070万円となる。
質疑応答では、議員からの具体的な質問がいくつか寄せられた。例えば、池沢紀子議員からは、補助金による支援がどのように進行しているのか、また、住民税非課税世帯への支給状況などについての質問があった。
町民課長の松本浩二氏は、支援金の進捗状況に対し、システムの導入や発送に遅延が生じていることを説明。さらに、令和3年度の給付金受給拒否件数についても答え、令和3年度で8件、令和4年度で1件であると報告した。
議案第96号では、病院事業会計についても補正が議題に上がり、収入や支出の見込みについて報告され、しっかりとした管理が求められた。
各議案とも質疑を経て、討論なしで承認され、全ての議案が可決された。会議は滞りなく進行し、全日程が終了した。