いの町議会の令和3年第4回定例会において、重要な議題が盛り込まれた。
本議会は、12月6日から12月17日までの12日間にわたり行われる。
議会運営委員会の委員長、井上敏雄氏は、会期について「この期間に合意した議案を精査していく。」と述べ、順調な開催を期待した。
議案第88号から第103号まで、新型コロナウイルス影響下における支援策や公共事業の進行に関する重要情報が提案されている。
池田町長は、議案の提案理由の中で新型コロナワクチンの追加接種計画に触れ「接種率が82.1%に達していると報告した。新たな接種戦略によってさらなる感染防止を図る。」と表明した。
また、令和3年度子育て世帯臨時特別支援事業について、児童1人当たり10万円の給付を予定していることが明らかになった。
池田町長は「新型コロナの影響で苦しむ子育て世帯への必要な支援を行う。」と強調した。
高知西バイパスの全線開通についても報告があり、地域経済の活性化に寄与することが期待されている。
町長は「開通式典では感染症対策を講じた規模縮小で行うことになったが、これにより交通が格段に便利になる。」とも述べた。
天王地区の汚水処理施設統合計画については、従来の接続ルートから仁淀川沿いに変更したことが報告され、関係者の理解を得ながら進行中であるとも述べられた。
新たな管理型産業廃棄物最終処分場整備事業について、町の負担額が約4,920万円に達することが明示され、環境への配慮と共に住民への情報提供を進めることが確認された。
川内分団の消防屯所新築工事についても、周辺住民との対話の重要性が強調され、今後の進捗が注目されるところだ。
最後に、第3次いの町教育振興基本計画では、「成功裏に進む教育環境の整備」が求められており、来年1月にパブリックコメントを実施予定であると報告された。
町の教育環境向上への取り組み、また、伊野小学校の坂本教育賞受賞についても紹介され、地域社会全体における教育支援の必要性が強調された。