いの町議会は、令和2年第4回定例会を12月10日に開催した。
本会議では、議案第118号から議案第147号及び諮問第1号から諮問第2号までに関する質疑が行われた。議題は多岐にわたり、各議案ごとに詳細な質疑が展開された。特に、議案第120号のいの町下水道事業受益者負担に関する条例は、慎重に質疑が進められた。
町長の池田牧子氏は、議案提案書における訂正内容を強調し、議案第120号の条例内容について、誤記訂正を求めた。具体的には、「いの町下水道受益者負担に係る、関する条例」の改正名が「いの町下水道事業受益者負担に関する条例」となることを示した。これに対し、伊東本川総合支所次長は、受益者負担の制度が地域住民の理解を得られるような説明が重要であると述べた。
また、池沢紀子議員は、いの町介護保険条例に関する議案や、新型コロナウイルス感染症対応の支援策についても質疑を行い、地域のニーズとバランスを取ることの重要性を訴えた。特に、コロナによる影響を受けた事業者への支援については議論が活発で、様々な意見が交わされた。
質疑の後、議案の付託が行われ、議案第118号及び議案第124号は総務文教常任委員会に、また議案第119号から議案第125号、議案第121号及び第122号は、相応の常任委員会に付託することが決定された。議会の進行は、議論が円滑に進むとともに、地域住民の声を重視する意義あるものであった。