いの町議会令和元年第2回臨時会が、令和元年5月14日に開催された。
今回の議会では、国民健康保険などの税条例改正を含む6つの議案についての審議が行われた。
主要な議案として、議案第42号では平成30年度一般会計補正予算が提案された。これは780万円の減額が行われ、累計予算総額は145億5,900万円となる。
この補正の内容には、町税収入の増加や地方交付税の額の決定が含まれると、池田牧子町長は説明した。
また、議案第43号では税条例の一部改正が報告され、これは法改正に基づく対応である。さらに議案第44号については国民健康保険税の改正があり、新基準の導入が求められる。
介護保険条例の一部改正については、低所得者への保険料軽減が強化されることが述べられた。ここでも議員からの質疑が相次ぎ、具体的な数値も示されるなど、活発な議論が展開された。
質疑では、7番池沢紀子議員が具体的な税収や支出内容について質問を行い、関連当局はその都度具体的な額と事例を提示した。地域支援補助金や福祉医療費に関しての質問もあり、議会全体でより透明性を持った議論が行われている様子が見受けられた。
議会の討論は見られず、議案はすべて異議なく可決された。
最後に、今回の議会の結果として、いの町の財政運営は引き続き議会により監視され、町民に対して適切な情報提供が求められる。町長や担当課による説明は、議会としての責任が果たされることを意図していると見受けられる。今後も同様な会議を通じて町政への理解促進を図り、住民福祉の向上を目指す意義を、この臨時会は示した。