令和元年第2回いの町議会定例会が、6月13日に開催され、様々な議題が討議された。
主要なテーマは、超高速ブロードバンドの整備や道路の強靱化、財政問題に関するものである。
特に超高速ブロードバンド整備に関して、筒井公二議員は調査結果や整備計画について質問。総合政策課長の筒井誠人氏は、整備可能地域の確定に向けて作業を進めていると説明した。
さらに、財政問題については、井上敏雄議員が町の歳入歳出に関する推移を質問。池田町長は、特に年度別の歳入や公共工事の優先順位について詳細に述べた。また、財源不足に対する基金の取り崩しについても触れ、今後も財政運営に注力すべきと強調した。
いのホールの付属施設の整備に関する質問では、文化活動の推進が強く求められている。町長は、その重要性を認識し、関係団体と連携を図る意向を示した。
また、教育委員会からは、幼保無償化に関する進捗状況が報告され、事務局長の山中貴恵氏は無償化が進むことで子育て世帯の経済的負担軽減を強調した。
議会では高齢者の交通安全対策も大きな議題となり、高齢者の自動車運転支援装置購入補助金の支給について意見が交わされた。土居浩総務課長は、地域の生活向上と交通事故の減少を強く訴えた。
また、竹林侵蝕の防止に関する条例制定の必要性も指摘され、地域ごとの責任ある施策が求められた。これは、放置竹林がもたらす環境への影響が各所で増大しているからである。
議会の最後には、町長から今後の町政運営に対し、議員の協力が求められた。これにより、今後の行政運営が一層強化され、町全体の福祉向上が期待される。