いの町議会が令和2年第1回定例会にて、様々な条例改正案や予算案を審議している。
会議では、特に議案第2号で扱われる「いの町長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例」が議題となり、池沢紀子議員がその提案理由や法改正の背景について質問した。総務課長の土居浩氏は、今後の地方自治法の施行に伴い、この条例を整備する必要性を強調し、「施行に合わせて本議会へ提案した」と述べた。さらに若干の変更や追加が必要であったことを補足した。
また、議案第5号に関する質疑でも、池沢紀子議員が一般職員の給与に関する改正案について意見を述べた。給与の増額について「民間との競争性が高まる中、当町の職員の魅力を高めるための措置」として、土居総務課長は応じた。
この他、議案第24号に関する環境保全対策費として計上される製紙工場排水処理施設の整備補助金についても質疑が行われ、西村環境課長がその必要性に触れ、すでに数社がこれを利用しており、今後も企業への推進を進めると述べた。
介護保険事業を巡っては、川村医師によるメソッドが取り上げられ、一回の謝礼が26万円とのこと。これに関連して、池沢紀子議員はその詳細を問い、具体的な経費を明らかにしようとした。課長からは「今後もこのような取り組みを続けていき、地域の方々の健康を支えていく方針だ」との説明があった。
議会の質疑は多岐にわたったが、全ては地域の改善や住民福祉の向上につながる議論であり、これからの町の方向性が問われる形で進められている。議会は次回の再開日を3月12日と定め、今会期の質疑を一旦終結することとなった。