いの町議会は、令和2年第1回の定例会を3月16日に開催した。
各議員からの重要な質問が取り上げられ、地域の基幹産業発展や教育関連問題、投票率向上策についての具体的な議論が行われた。
まず、地域の基幹産業であるキジ養殖事業の発展に関連して、伊東尚毅議員が本川地区の特産品「キジ」にかかる予算の重要性を指摘した。
地区の高齢化や人口減少に対する対策も含め、改修工事の目的とその効果、また町の支援方法について町長の説明が求められた。
池田町長は、キジ事業の持続可能な展開への期待を表明しつつ、商品供給体制の確保を重要だと述べた。
次に、投票率低下の問題が取り上げられ、森田千鶴子議員が若年層の投票促進に向けた方策を質問した。
町の投票率を高めるためには、高校生との懇談会やポスター掲示場所の見直しが必要との意見を出した。
町長は、若年層向けの取り組みを引き続き進めたいと考えていると答えた。
また、放射線副読本の配布についても活発な議論があった。
森田議員は教育現場での放射能教育について懸念を示し、副読本の内容に反対意見を表明し、公教育への影響について懸念を示した。
教育長は改訂された副読本を正しく利用する努力を続けると述べ、今後の見解に期待が寄せられた。
議会では議員池澤紀子氏に対して辞職勧告決議案が可決され、議員品位の保持および業務適正の重要性が改めて確認された。
様々な議題に対する議論を経て、議会の結論が形成され、住民の利益を考慮した政策が求められている。