いの町の定例会が令和4年第2回(6月)に開催された。会議では、町上水道事業の検証、新型コロナウイルス感染対策、高齢者孤立対策など多くの重要な議題が取り上げられた。
町上水道事業に関して、山岡勉議員は値上げ後の運営状況及び今後の見通しについて質問した。上下水道課長の川村明人氏は、料金改定後の利益の推移を説明し、今後3年程度は収益が見込まれると述べた。また、簡易水道の統合についても議論が交わされ、地域住民の不安を軽減するための今後の具体的な対策が求められた。
新型コロナウイルス感染対策については、山田卓彦議員が質問を行った。町長は、基本的な感染対策の徹底とワクチン接種の進め方について説明した。また、高齢者や重症化リスクのある人々に対するさらなる保護策が重要であると強調した。山田議員は、町として主体的に濃厚接触者の特定に関わる検査体制を持つべきだと提案した。
また、高齢者孤立対策では、議会における補聴器購入補助の導入が求められた。ほけん福祉課長の金子剛氏は、介護保険特別会計からの補助金活用について前向きな姿勢を示し、他の自治体の取り組みを参照しつつ、具体的に検討することになると述べた。
河川管理についての議論では、河川の清掃や点検の重要性が確認された。地域の自然環境を守るための具体的な取り組みを推進していくことが合意された。議員からは、特に農業への影響を考慮した河川の整備が求められた。
補聴器購入補助や放課後等デイサービスの必要性についても議論され、これらの政策は高齢者や障害者を支援するために重要であるとの意見が出された。特に、放課後等デイサービスは地域の子どもたちの安全を確保する必要が高いという認識が示された。
最後に、農業政策では担い手の育成や農地の集積、集約化を行う必要性が強調された。農業用水の維持管理の重要性についても言及され、多くの地域での実施例を参考にして環境にやさしい農業を推進すべきであるとの意見が出た。