いの町議会は令和3年第1回臨時会を開催し、多くの重要な議題について議論を交わした。特に新任の議長選挙および副議長選挙が注目を集めた。
仮議長に選出された高橋幸十郎氏は、地方自治法第107条に基づき職務を遂行しました。議長には筒井公二氏が10票で当選し、議会の運営を推進することとなりました。副議長には井上正臣氏が選出され、さらなる議会の円滑な運営を期待されている。
会議では常任委員会の委員選任が行われ、総務文教常任委員会、民生環境常任委員会、建設産経常任委員会が各々の委員長を選出した。浜田孝男氏が総務文教常任委員会の委員長に、山岡勉氏が民生環境常任委員会の委員長に選ばれた。
水資源対策特別委員会も設置され、近年の水資源に対する諸問題を扱う8人の委員が選任された。更に、いの町の仁淀川流域開発において、議員らが一丸となって取り組む姿勢が印象的であった。議会広報特別委員会や仁淀病院運営特別委員会も設置され、地域の視点からの各種施策が進められることとなった。
また、町長の池田牧子氏は、補正予算に関する報告及び承認を求める旨の説明を行った。今回の予算において、歳入は地方税の増加や地方交付税の配分を通じて改善される見込みが示され、歳出では不用額を減額する方針が伝えられた。これにより今後の財政運営に寄与すると期待されている。
質疑応答の時間には、議員からの厳しい質問が多く、議案の詳細な確認や執行部への指摘が行われ、議会全体の透明性と信頼性が維持されるよう努めている様子が見受けられた。議会運営に関しても閉会中の審査を行うことが決定された。これにより、今後も議会としての機能が果たされることが重視された。
議案第49号の監査委員選任に関する議案も審議され、井上敏雄氏の監査委員としての選任が決定した。このことは、監査業務の充実を図る意義が強調された。
この臨時会は、いの町の地域課題に対する議論を深め、町民の安全で安心な生活を支えるための決議を通じて、今後の町政運営に貢献していくことが期待されている。