いの町議会において、令和3年第2回定例会が開催された。
本会議は令和3年6月17日に開かれ、議題には複数の議案が提起され、質疑が行われた。議案第50号から第54号までの説明が行われ、とりわけ手数料条例の改正に関する質疑が注目された。
議案第50号「いの町手数料条例の一部を改正する条例議案」について、山崎 紀夫議員は「マイナンバーカードの発行と再発行に、個人情報がどう取り扱われるか、また再発行のプロセスについて質問した。」と述べた。これに対して、松本 浩二町民課長は、「個人番号情報はJ-LISに蓄積されており、申請者はこれまで通り町の窓口で手続きを行うことができる。」と回答した。
質疑では、手数料の流れや見通しについても触れられ、町民の利便性向上に向けた制度の整備について議論が交わされた。池沢 紀子議員もこの議案について確認を行い、町の窓口での手続きに大きな変更はないことを説明した。
続く議案第51号及び第52号については、それぞれ家庭的保育事業や特定教育・保育施設の基準を定める条例についての質疑が行われ、質疑なしという結論に至った。議案第53号の令和3年度いの町一般会計補正予算では、池沢議員が特に教育費の詳細について質問した。特に天神保育園の改築や公民館の管理費に関する予算が話題となった。
森 幹夫議員は観光振興に関する予算について疑問を呈し、「観光振興策がコロナ対策の逆行にならないか」と懸念を示した。池田 牧子町長は、この予算はサポート体制の整備を目的としており、観光への影響緩和のための施策であると強調した。
諮問事項についても質疑はなく、全ての議題が進行された。議長は、会議の予定と休会の日程についても触れ、次回の再開予定は6月22日であると宣言した。議会はスムーズに議論を進め、町の将来に向けた提言として質疑が展開された。
今議会の質疑の結果は、次回の会議においてさらに議論される見通しだ。