令和4年9月、肝付町議会では第3回定例会が開催され、様々な行政課題が議論された。
特に注目されたのは、議員活動と議員定数調査特別委員会の設置についてである。
「議員自らが日頃の活動について調査研究し、資質向上に寄与する」と木村實馬議員は提案した。
この委員会により、適正な議員定数についても検討を行うこととなる。
もう一つ重要な報告は、令和3年度の健全化判断比率及び資金不足比率に関するものであった。
神領幸生総務課長は「財政指標はいずれも健全化基準を大きく下回っていると報告」し、今後の健全な財政運営への取り組みを強調した。
さらに、教育委員会委員の任命について、永野和行町長は山下正博氏を再任したいとの意向を示した。
「識見豊富な同氏を引き続き教育委員会の委員として任命する」と述べ、議会からの同意を求めた。
また、令和3年度の肝付町一般会計及び特別会計の歳入歳出決算認定が行われ、特に「一般会計は117億2,792万9,000円の歳入決算額を確保し、最終的には5億4,498万8,000円の黒字」と報告され、財政の健全性が確認された。
さらに、育児休業等に関する条例の一部改正についても説明が行われ、妊娠・出産・育児の両立支援を強化する内容となるという。
「これにより、育児休業の取得回数を原則2回までとする」と総務課長はそのポイントを説明した。
最終的に、令和4年度一般会計補正予算及び特別会計補正予算も可決され、町のさらなる財政基盤の強化を目指すことが確認された。