令和6年6月14日、鹿屋市議会は定例会を開会した。
出席議員は26人で、議事は順調に進行した。議長の花牟礼薫氏は、日程の進行について説明を行った。
最初の議題は議席の変更であり、全会一致で妥当と認められた。次に、会議録署名議員として、本田仁議員と今村光春議員が指名され、承認された。
その後、本定例会の会期を本日から7月5日までの22日間と決定した。続いて、市長中西茂氏が登壇し、令和5年度一般会計補正予算案に関する説明を行った。特に、記念切手贈呈式での発言について謝罪がなされた。市長は「発言が不適切であった」と反省し、関係者へのお詫びを述べた。
今回は一連の議案が同時に取り上げられ、補正予算を含む複数の議案が審議される。予算案には、国の補助金を利用した育児支援策などが含まれ、特に住民のニーズに応える形で整備が進められている。
今回の補正予算は総額1億8,588万7,000円との報告があり、補正後の予算額は625億2万9,000円となる。また、柳良市長は、自らの不適切な発言に対し、給与の10%を3か月間減額する意向を示した。これは「責任を果たすため」と述べたが、議員の中には「10%は少ないのでは」との声も上がった。
特に、米永あつ子議員が市長に減額額の妥当性を問い、さらなる負担を求める意見が交わされた。市長はこの減額が適正であると強調し、これまでの実績をも踏まえた判断であることを説明した。
また、鹿屋市の交流センター「湯遊ランドあいら」についての条例改正が提案され、使用料の見直しが行われる予定である。令和6年度も引き続き、地域振興のための施策が進められる見込みであり、特にイベントの開催など地域の活性化を目指す取り組みが強調された。
市民生活の質向上に貢献することが今後の市政運営の重要なテーマとされ、多様な施策が期待される。最終的な採決の結果、議案は原案通り可決され、散会となった。