令和6年3月定例会が、3月5日午前10時に開会した。
まず、議長の花牟礼 薫氏が開会の挨拶を行い、続いて出席議員の指名として柴立 豊子議員及び永山 勇人議員が会議録署名議員に指名された。今後の議事は、議事日程に従って進められる。
そして、一般質問の時間が設けられた。
最初に、米永 あつ子議員が「安心安全なまちづくりについて」質問した。特に、無人航空機シーガーディアンMQ-9Bの試験的運用に関連し、市長は事前に情報提供を行い、安全対策の徹底を強調した。この新たな運用計画に対して、地域住民の感情やリスク評価の観点から疑念を呈した米永議員は、災害の教訓として、本市の防災対策強化を求めた。
続いて、米永議員は能登半島地震に触れ、堅固な防災基盤の必要性を強調した。具体的には、「市民に防災意識を根付かせるための施策」を求めた。それに対し、永山 俊一市民生活部長は、令和6年度の備蓄計画を前倒しで策定することを答弁。さらに、地域防災のリーダー育成や職員の専門化の必要性も報告された。
次に、図書館について、米永議員が指定管理制度に関する質問を行い、地域の司書の配置増を求めた。教育次長の川越 太氏は、図書館の運営が地元の文化を担う視点からも重要であることを述べ、その施策に向けた取り組みを明言した。
さらに、持続可能な循環型社会の形成についても質疑が行われ、生ごみの資源化の推進が市内で話題となった。米永議員は家庭からの生ごみの回収を拡大する必要性を訴えた。これに対し、永山市民生活部長は、生ゴミ回収活動の推進と新たな設置拠点計画を示した。
また、福田 伸作議員からも「大規模災害に備えた土地確保と仮設住宅の疆域」の検討が求められ、急速な都市化への対策が強調された。さらに災害時のトイレ問題の調査結果が報告され、社会福祉協議会との連携による地域での支援強化を約束した。各種支援の重要性も改めて確認される中、その内容と目的が参加者に共有された。
総じて、今回の定例会では、必要な施策や支援メカニズムの明確化が促され、地域内多様なニーズへの配慮及び対応に関する意向が集約された。市民の安全を第一に掲げ、充実した自治体サービスの展開が求められる場となった。今後も継続的な見直しと進化が期待されている。