令和5年12月15日、鹿屋市議会の定例会が開かれ、議案が審議された。
今回の会議では、特に議会議員や特別職の報酬に関する改正案が注目を集めた。
議案第60号では、「鹿屋市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正」について、賛成と反対の討論が交わされる。
賛成派の米永あつ子議員は、この改正は人事院勧告に沿うものであり、過去の改定に基づくものだと説明した。
一方、反対の意見として柴立豊子議員は、物価高騰や経済状況を考慮し、市民の生活負担が増している現状で議員の報酬を引き上げることには問題があると指摘した。
議案第61号の「鹿屋市特別職の給与に関する条例の一部改正」も同様に、賛否が分かれる。
この改正は議案第60号と一体で進められ、同様の理由で議論が交わされた。
さらに、会議では、「令和5年度鹿屋市一般会計補正予算」と「令和5年度鹿屋市国民健康保険事業特別会計補正予算」も承認された。
その中で生活支援策として、水道基本料金無償化事業や、子育て世帯への直接的な給付も盛り込まれている。
また、指定管理者の選定も多く行われ、小塚公園や平和公園等の管理者の指定についても議決が促進された。