肝付町第4回定例会が12月20日午前10時に開会され、さまざまな議題が討議された。
重要なテーマである地方議会議員の厚生年金制度に関する意見書について、益山二郎議員が提案した。彼は、議会議員の資質向上や後継者確保のため、加入の必要性を訴えた。議員の多くがこの意見に賛同し、意見書は原案通り可決される運びとなった。
続いて、大隅肝属地区消防組合内之浦分署に関する意見書についても議論が交わされた。吉原光議員が、消防署が津波浸水想定区域に位置する問題を指摘し、高台移転の必要性を強調。これにより地域住民の安全を確保するための迅速な対策が求められた。採決の結果、意見書は原案通り可決された。
肝付町長等の給与に関する条例も改正された。総務課長の永井宏氏が説明したところによると、特別職の国家公務員に合わせて、町長、副町長、教育長の期末手当が0.05月分引き上げられるという。本改正は議会内での合意を得て、可決された。
次に、職員の給与に関する条例改正が提案された。これにより、一般職の任期付職員に対する月例給も引き上げられることとなる。人事院の勧告に基づく内容で、支給組織とその調整が行われる。
最後に、令和元年度一般会計補正予算についても審議された。この予算には、歳入・歳出の大きな変更がないことが確認され、補正が承認された。議長の恒吉智彦議員は、今後の運営についても支障が出ないように進めていく旨を述べ、会議は閉会となった。