令和4年12月16日、肝付町議会は定例会の最終日を迎え、重要な議案が可決された。
この日、主に職員の定年や給与に関する規定が新たに議論され、全員一致で可決された。
議案第48号「肝付町職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例」では、職員の定年が60歳から65歳に引き上げられることが確認された。
これにより、介護や医療など特殊な職務を担う職員の定年は70歳へ延長されることも決定した。
また、この改正に伴い、定年前再任用の短時間勤務制度も新たに設けられる。
総務課長の神領幸生氏は、「職員の定年引き上げにより、多様な職業生活設計を支援し、組織全体の活力を維持することが目的である」と述べた。
これにより、高齢者が活躍できる環境を整える狙いがあることが強調された。
さらに、議案第49号「肝付町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」も可決された。
この改正では、給与月額の見直しが行われ、定年前再任用短時間勤務職員の給料についても新たな規定が設けられた。
副町長の福元了氏は、労働環境の変化に対応するためには、これまでの制度を見直さなければならないとの考えを示した。
また、議案第50号については、地方公務員法の改正に伴う関係条例の整備も承認され、多くの職員が新たな制度に移行することが求められている。