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肝付町議会定例会、保育士確保や水産業支援策などが議論

肝付町議会の定例会で、保育士確保や水産業の支援策、赤ちゃん誕生祝い金制度の条例化等が議論される。町長はICTを推進し教育環境の整備も強調。
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令和3年第3回肝付町議会定例会が開催され、有留智哉議員からの一般質問が行われた。

議員は初めに、肝付町における保育士及び幼稚園教諭の確保について問題提起した。子ども・子育て支援の人材が不足し、保育士不足が深刻だという現状を強調した。

有留議員は「保育士を確保するためには町独自の対策が必須だ」と述べ、町長の見解を求めた。永野和行町長は、「保育士の確保は全国的な問題で、特に都市部では顕著だ。町としてもデジタル化を進め、保育士の業務負担を軽減していく必要がある」と回答した。さらに、保育士を目指す人材を育成するための施策も模索しているとした。

次に水産業に関する質問が行われた。議員は現状の漁業の直面する問題、特に後継者不足や漁獲量の減少について提起し、地域単独の育成・確保策が求められるとして町長に意見を求めた。永野町長は、「水産業は肝付町の基幹産業であり、担い手確保は急務。漁協と連携し、具体的な施策を検討したい」との意向を示した。

また、赤ちゃん誕生祝い金制度についても言及があり、有留議員は条例化すべきと主張した。町長は、「要綱で運用する方向だが、議会の意見も考慮しつつ進めていくつもりだ」と述べ、今後の進展に期待を寄せた。

さらにICT・デジタル化に関する取り組みが話題に上がった。議員は、タブレット端末の利用状況を問うと、教育長の上久保秀樹氏は、「タブレットは今後の教育に不可欠で、各学校での利活用を推進している」と回答した。町は資源としてICTの活用を重要視しており、教育環境の改善に取り組んでいる。

最後に、議員は教職員の負担軽減のための支援制度の充実を求め、町の将来像についての町長の考えを引用した。永野町長は「教育は町づくりの根幹であり、今後も力を入れていく。」と語り、町の未来へのビジョンを示した。議会は、こうした様々な問題に対する町の姿勢を確認する場となった。

議会開催日
議会名令和3年第3回肝付町議会定例会
議事録
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