令和3年第4回肝付町議会定例会が令和3年11月29日に開会し、様々な議題が審議された。
最初に会期が決定され、会期は11月29日から12月20日までの22日間であることが確認された。
続いて、諸般の報告が行われた。これには、9月24日以降の各種会議やイベントに出席したことなどが含まれている。特に地域の陳情書、北後田地区公民館の新設や論地消防分団詰所の移転については、総務・文教委員会へ付託された。
日程の中でも関心を集めたのは、国民宿舎コスモピア内之浦の早期改修と再開を求める請願である。議長の益山 二郎氏は、「この請願は特別委員会を設置し、審査することに決定した。」と述べ、委員が選任されたことを報告した。
また、副町長の選任についても議題に上がった。町長の永野 和行氏は、福元 了氏を再選任することを提案し、賛成多数で可決された。この結果、町の行政が安定的に運営される期待が寄せられる。
さらには、令和3年度肝付町一般会計補正予算が審議された。歳入歳出それぞれ113億7,444万2,000円とする内容で、総務課長の神領 幸生氏による詳細な説明もあった。特に国民健康保険や福祉関連の支出に重点が置かれており、これは新型コロナウイルス感染症への対応策としても重要視されている。
議案第37号では特別会計の審議が行われ、国民健康保険事業費事業勘定補正予算が可決された。加えて、介護保険事業の補正予算、そして水道事業、さらに町立病院の補正予算も議題に上がり、現状を反映した内容で可決された。
このように、肝付町議会では各種議案について活発な審議が行われ、住民サービス向上に向けた取り組みが強調された。特に医療や福祉に関する議論は、今後の町の発展に寄与する重要な要素とされている。